先週の土曜日は5年生の息子の運動会でした。
ここ数年5年生の団体演舞はソーラン節となっており、
二人いる姪達もこのソーラン節を日々練習し、
晴れがましく披露してくれました。
あまり家では練習している姿も見せてくれなかった息子が
いよいよ踊るということで、本番まで非常に楽しみでした。
幼稚園でも一度踊っておりますが、本格的に踊り通すのは
やはり5年生になって初めてのこと。
5年生になったらソーラン節、6年生は組体操という流れが出来ているようです。
題目は「よっしゃこいソーラン」 よさこいとかけてるんですね〜。
なかなかのアレンジでした。
ソーラン節は母方の郷里の民謡で、幼い頃から耳慣れた
所謂ソウルミュージックでもあります。
魂が熱くなるような気がします。
Wikipediaでちょっと調べてみると
「鰊場作業唄」は、元を質せば青森県野辺地町周辺の「荷揚げ木遣り唄」から変化したとされる。原曲については、國學院大學民族歌謡文学の須藤豊彦名誉教授によると、江戸中期のはやり歌説をとる。当時の御船歌と呼ばれる儀礼の歌や小禾集という俗謡集に”沖のかごめに”と言う一節に酷似した歌詞があり、その流行歌がやん衆とともに、北海道にわたったという。
鰊場作業唄は「船漕ぎ音頭」・「網起こし音頭」・「沖揚げ音頭」・「子叩き音頭」の4部から構成されている。港から漁場まで、「オーシコー、エンヤーァエー 、オーシコー」の掛け声で「船漕ぎ音頭」を唄いながら艪を漕いで船を進める。仕掛けた網にニシンを追い込んだ後、網を「ヤーセィ、ヤサホイ」の掛け声の「網起こし音頭」で調子を合わせて持ち上げ、「枠網」の中にニシンを移し換える。移し変えた網のニシンを巨大なタモ網で「ソーラン、ソーラン」と掛け声をかけて汲み出す「沖揚げ音頭」。そして最後に、「アリャリャン コリャリャン ヨーイトナー」の掛け声で、網に産み付けられたニシンの卵(カズノコ)を竹の棒で打って落とすのが「子叩き音頭」である。春とはいえ、海上での作業は寒さに苛まれる。単調で辛い肉体労働をこなすには、大勢で掛け声を唱和する必要があった。時には即興で卑猥な歌詞を歌い上げ、場に笑いを誘う。なお「子叩き音頭」も、締めの囃し言葉「アラ イヤサカサッサ」に因んで「イヤサカ音頭」として分化し、北海道民謡の一つとして独立している。
とありました。
かつて江戸の喧噪より賑やかだったと言われる、
北海道の鰊場の繁栄していた頃の情景が目に浮かぶ様です。
歌詞に合わせた波の様子や網をたぐる仕草など振り付けも楽しいです。
練習時、1曲きちんと踊ると足がパンパンになるくらいキツイです。
と担当の先生も仰ってました。
腰を低く落としたり、左右への動き、確かにきつそうです。
今年の5年生、よさこいからソーラン節への転調もなかなか鋭く、
格好良かったです。
半被もおのおのでペイントし、雰囲気がありました。
それぞれが頑張って踊っている姿は、
かつての鰊場のヤンシュとだぶるようで目頭が熱くなりました。
心から大きな拍手を送りました。